2005年8月_夏コミレポートその2
よいよ当日です。まずは前半から。
◆2005年8月13日(土)コミケ当日
おはようございます。今日が本番でございます!と、目覚めたのは5時ジャスト。携帯アラームの「異邦人」でたたき起こされた。朝っぱらから「ちょっと〜振り向いて〜みただけの〜い〜ほぉ〜じぃ〜ん〜〜♪」というのも結構ナニではあるが、まぁ起きられたら何でもいいや。
外を見ると雨が降っていた。そんなに大げさな振りじゃないないけれど。バックパックを宅急便で使用したビニールで再度包み、いざ出発。天候はくもり、雨はホテルを出るときにはやんでいて、助かった。

途中のコンビニで冷凍バッグに氷とポカリ、最近流行なゼリー状飲料をぶち込んで最寄り駅まで急いだ。一応パスネットは購入済みなので、改札はスイスイ通れた。ふふふ。


◆GAN氏と合流
途中の駅でGAN氏と合流し、一路JR船橋駅を目指した。保冷剤をGAN氏に凍らせてもらっていたので、それを保冷バッグに入れる。これで冷たさ長持ちだ。
なんか氏が眠そうなので尋ねると、実は寝てないという。昼夜が逆転しているそうだ。ゲームとしていたらしい。凄くしんどそう。
昨日会った時も、携帯用のフラッシュに最近はまっていると見せられた。すっかりはまってしまって、夜通し作っているらしい。
G「携帯のフラッシュなかなかいいよ。ほれ」
と見せられたものは、今回のカンバッジのデータを流用した師匠が、ハネるというものだ。非常にこの跳ねる動きがぼよんぼよんで、いい動きをしている。作成ソフトは普通のフラッシュでかまわないが、携帯へダウンロードするには専用のアップロード、ダウンロードのサイトがあるそうだ。熱心に語るので、よほどお気に入りのようだ。氏の携帯はドコモだが、果たして私のauでもフラッシュが見られるのかな?
ちゅうか、HPで2005年4月で停止しているシューティングフラッシュの続きの方はどーなんですか。御大。
G「あ、あれ前にも言ったけど、バグで中止!
個人の力ではどーにもならんらしい。期待してたのだが、残念だ。

JR船橋駅へ到着して、ホームへ降り立った。6時20分頃であるが、ホームはそれほど人がいない。だがしかし、いかにも「コミケへ行くんですが!」の方々が集まりだしてきた。ほどなくしてホームはカート等の荷物をもった人達であふれかえった。仲間だ!仲間!
6時48分。電車が来た!ここからJR新木場駅まで移動。こちらはICOCAで改札を通っているので楽々である。GAN氏は普通の切符。人が多すぎて改札通過に影響が出なければいいが。


◆りんかい線「新木場」→「国際展示場」
JRの新木場からりんかい線へ乗り換え。きっと人があふれかえっている!と思いきや、そうでもなかった。ただ、切符売り場だけはやはり混雑していたが。それでも想像を超えているわけではなく、まだ通勤ラッシュの方がひどいくらいだ。

↑奥ではかなりの人が詰まっている

アナウンスでは、しきりに往復乗車券の購入を勧めていた。「お帰りは、大変な混雑が予想されます!往復乗車券の購入をお勧めします!」…よほどの人が訪れるのだろう…。あちこちで切符購入の会話がなされる。もう関西弁は聞こえてこないなぁ。なんか新鮮だ。
私はここでもICOCAで入場。うーん、便利だ。かなり便利だ。

やれやれ、と改札を通る。さぁ、ここから電車はすごく混雑してるぞぉ!などといきまいてホームへ降りたら、めっちゃ空いていた。
鍋「あらら?」
しかも座れた。車内はガラガラ、空席の方が多いくらいだ。なんだか拍子抜けである。
ひょろひょろと乗っていたらすぐに「国際展示場駅」へ到着した。さすがに、ホームは人が多かったが。「臨時改札はこちら」の大きな看板に導かれ、そちらへ移動。専用の改札が設けられていた。GAN氏はこちらへ移動である。私も一緒に移動して、そして、泣きを見た。
鍋「ICOCAが使えん!」
その臨時改札には自動改札がなかったのだ。駅員さんが手で切符をもぎ取っている。それを見て、慌てて氏と分かれた。
やっと出たと思ったら、今度は出口で氏とはぐれる。どこじゃー。どこなんじゃー。駅前は出張お飲物、おにぎり屋などでにぎわいを見せていて、人はどんどん増加している。

↑遠くて見えにくいが中央やや左がりんかい線「国際展示場」駅

スタッフを大声をあげて駅から出てくる人を誘導していた。
ス「サークル・一般に関わらず、全て右側へ移動してくださーい!」
スタッフも大変だが、こっちもはぐれた。目視で人を捜すのは困難だなぁ、と結局携帯をかけることにした。いや、ほんと便利だ。うん、便利だ。で、合流。

こうして私達は、ついに東京ビッグサイトへとその一歩を踏み出したのだった。


◆いざやセッティング
雨は降っていたが、カサをさす程でもない。へ〜〜、ほ〜〜とおのぼりさん感覚で周りを見渡すと、既に一般の待機列が!
鍋「うわーーーーー」
G「げーーーーーー」

↑長蛇の列。他にもあちこち列が作られていた。サークルは屋根付き歩道へ誘導される

会場は朝10時。まだ7時30分である。なんて人だ!そして、今回も徹夜組がいたのだろうか?これだから、早めに入場できるサークルチケットは高値で売れるわけだ。
G「一枚余ってんでしょ?」
鍋「あるけどなぁ」
G「売りなはれ〜、お金持ちになれるで〜」
鍋「人としてそれはできんわ」

↑聖地、ビッグサイトの逆三角形。これを拝みに、人は全国からやってくる。右半分、待機列です。

歩くこと約10分。やがて正面に大きな階段が見えてきた。人の流れを見るに、上へ上がるようだ。そろそろ入場は近い。入り口が見えてきて、サークルチケットの提示を求められる。ひょい、ともぎとられて、それで終了。あれ?これで終わり?番号とサークルのチェックをするのかと思っていたのだが、意外に大雑把である。いや、そんな事いちいちしてられないんだろうなぁ。

エントランスホールから、西館アトリウムへと移動。
鍋「蒸し暑い!」
まだ、外の方が風通しがいいので、涼しいくらいだ。途端に汗が噴き出してきた。
自分のスペースを見つけ、下に段ボール箱があるのを確認してホっとする。良かった。ちゃんと本が出来上がっているんだ。早速開封してセッティングをする。もう即売会も三回目、いいかげん慣れてきた。8時35分、セッティングはほどなく終了した。

↑出す本が一冊+カンバッジ+ぷそふり2というラインナップ

いやー。終わっちゃったねぇ、とヒマモードになる。宅急便の送り状も描いてしまったし、やることがさしてない。目の前はコスプレしたスタッフやらナニやら、イッパイ通っていった。男性が女装しているのもあったが、背が高くスラっとしていて、スタイルが良かった。なんかコミケだと、違和感がないものだなぁ。この西館のジャンルが鉄道やミリタリーなので、今にも発車しそうな駅員風、コンバットゲームを始めそうなベレー帽かぶった兵隊など、見た目にも楽しいものだった。
あまりのバラエティさに、途中で警備員さんも巡回に来たが、
G「もはやコスプレか本物かわからん」
というのも無理からぬ事だった。


◆らいよんちゃん扇子で盛り上がる
チラシを整理したり、ゴミを整理したりする。トイレも混むと聞いていたので、先に行っておくことにした。しかし、その時に見事自分の扇子を落としてしまった。
鍋「ぎゃー」
ああああ。この暑いのに!ああああ!唯一の風起こしが!
しょぼくれて自スペースに帰ってくると、GAN氏がらいよんちゃん扇子であおいでいた。
G「落としたの?」
鍋「もう扇子はそれしか」
G「うーん。この扇子風が起きないから、力いるんよ。仰いで涼しいのか、仰いで汗かくのか、同時にするから気持ちいいか、なんかよ〜わからへん」
鍋「まいった…」
しゃかしゃか氏が仰いでいると、となりのスペースのお友達らしき方から机ごしに、
友「ああっ、らいよんちゃんやー!」
と指摘を受けた。なんでも、家ではほとんど4CHのMBSをつけっぱなしだという。らいよんちゃんは4CHをつけていると、もうええっちゅうほどこのキャラは出てくるのだ。
鍋「なんかMBSはまったりしますもんねぇ」
友「角さんもまったりですからねぇ」
などとしばしの交流が続いた。東京に着いてから初めて聞く、関西弁のイントネーションである。以前の即売会もぷいぷいさんの布でやはり盛り上がったので、MBSの知名度を伺いしる事ができた。いやー。いいですね、MBS!


◆コミケスタッフチェック・印刷所のチェック
前を何度も行き来する、まったりコスのおねいさん、お兄さんなどを眺めていたら、コミケスタッフが見本誌の提出、参加証の提出を求めてきた。今回出す本を規定のシールを所定の場所に貼って、提出した。ご苦労様です!
続いて、今回の本を印刷したサンライズさんがご挨拶に来た。
サ「おはようございます。サンライズです。今回本、落丁・原稿などは問題なかったでしょうか」
鍋「あ、まだ見てない。大丈夫だと思いますよ。原稿もCD-Rですし、元データありますから」
サ「では、何か問題などありましたらこちらの方へ連絡よろしくお願いします」
と、東京支社の電話番号が印刷されたピンクの紙を渡された。
鍋「ご苦労さまです」
そしてお姉さんは去っていた。
そのやりとりを見ていたGAN氏が言う。
G「へー。わざわざ来るんや」
鍋「本やポスターの盗難があったりするんよ。だから、前日搬入の時も、シャッターが閉まる直前まで監視してるねん」
G「へー」
盗まれたりするのは一部の大手くらいだろうが、それにしてもけしからん輩がいるものだ。当日本がなかったら、ショックで呆然としてしまうだろう。現場に来るだけでも相当の交通費・宿泊費をついやすのだから。


◆お絵かきバトル
開場の10時まで一時間あった。ヒマだ。
鍋「本売れるかなぁー」
G「うーん、ステキなジェントルマンがやってきて、札束で”それ100冊くれたまえ”と箱ごと買ってもらうしかないやろねぇ」
そんな紳士がおるかいな!
鍋「ほんまに”たまえ”なんて言う人間がおるのかどうか、わからんけどなぁ」
G「もちろんヒゲもあるで。ほんでこの周辺の本を全部買ってしまうと」
鍋「独占禁止法違反ではないのか」
G「そんなんやられたら、嬉しいけど、コミケの意味がないわな」
どんなジェントルマンやねん、と話に華が咲いたので、じゃぁそれぞれが想像しているジェントルマンを描こうじゃないか、という事になった。
鍋「やっぱステキオールバックと執事はハズされへんところやな」
オールバックの頭の形が難しいなどと苦労して描いたのに、「普通の背広やし」だの「たばこはおかしいでしょう」と酷評された。えー。これ、ジェントルマンやんか。
鍋「ほなら君のジェントルマンを見せてもらおうじゃないかー」
G「しょうがないね、ボクが手本を見せてあげましょう!」

↑実に怪しい。私のなどは、「怪しい雀士やんか」と評された

GAN氏の執筆が開始される。執事以外にリムジンという小道具を配し、なかなかのジェントルマンぶりを発揮。ポケットのハンケチも心憎い演出だ。
鍋「でもこのネクタイっぽいの、テルテル坊主になってまっせ」
G「し、失敬な!でも、なんか小泉首相も入ってるなぁ、これ」
鍋「Dr.マシリトにも似ているものが」
G「↑古っ!」
実はこのお絵かきバトル、会場を立ち去るまで続けられ、「山岡士郎」「梅の木」「マリオ」「ムスカ」「フォックス」「次元」などさまざまな絵が生み出されたのであった。互いの絵を見ず、記憶力だけで描くのでなかなか凄い絵が出来上がるのだ。特に私の「ファルコ」など、もう目も当てられないものに。

爆笑しながら描いているうちに、会場に拍手がわき起こった。10時だ!どうやら開会らしい。
鍋「あ、あれ?始まった?」
G「あ、客が来るで。うわ、来た!めっちゃ来た!」
ジェントルマンは現れないだろうが、いよいよ開幕だ!頑張るぞ!


◆本が順調にはける
あれよあれよという間に、前の道が人で埋まっていった。なんじゃこりゃー。なんでこんなに人がいるかな!ほんで暑いし!呆気にとられていると、最初のお客様。まずは一冊!毎度です!
鍋「わーい」
一冊売れた!やった!もう、今日は10〜20冊売れたら、私にはもう十分である。
さ、バトルの続きだ!

↑GAN氏の美味しんぼ「山岡士郎」。なかなか特徴が出ている


あっはっはっは!と盛り上がった。一応DSで麻雀対戦でもしようかと言っていたが、それよりもこうしてアナログで絵を描いている方が随分おもしろかったりする。

だが、お題も5を越えたころ、にわかにお客さんの数が多くなってきた。もはや落ち着いてバトルができない状態になってきた。そして、ついに20冊がはけた。
鍋「嬉しいなぁ。幸せだなぁ」
実際、絶頂だったのだ。遠い所まで来たかいがあったなぁ。と感動に打ちひしがれていたら、そうしているうちにも本は売れていった。せわしなくお客さんとのやりとりを繰り返す。
G「なんか凄いペースですな」
鍋「うーん。夢のようだ…」
そして11時、40冊オーバーとなった。もういい。死んでもいい!

しかし、西館へ入ってくるお客さんもどんどん多くなってきている。それに比例して館内の蒸し暑さも大変なことになってきた。暑い!隣りでGAN氏がらいよんちゃん扇子がフル稼働だが、あまり風が起きないので、へばっていた。私もへばっていた。それでもやってくるお客の対応にへろへろで立ち向かった。あー。こりゃ体力消耗するわ。どこも回らずに、ただ売り子をしているだけなのになぁ。ひー。げほげほ。夏風邪の余波があるようだ。売れているのは嬉しいが、息苦しい。
まったりジャンルの西館でこれなのだから、東館などはどうなっているのだろうか?ああ、恐ろしい、恐ろしい。



13日後半へつづく
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